点と点

読書録&にっき

2017年5月

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1281
ナイス数:25

行政法総論を学ぶ (法学教室ライブラリィ)行政法総論を学ぶ (法学教室ライブラリィ)感想
テスト勉強のために図書館で借りました。(テスト範囲のみの読了)
法学教室で連載されていたものを書籍にまとめて出版されるという有斐閣法学教室の常道。ただ、高い...。
楽しくない法律、イメージしにくい法律を可能な限り硬さを取り払って判例をベースに書いてありました。元が毎月連載のものなので若干網羅性を欠くかも知れませんが、ざっと行政法って学問がこんな感じ、と直感できると思います。
なーんで、こんなわかりやすい本を教科書指定しないのかさっぱり理解できないです。
読了日:05月23日 著者:曽和 俊文
政治的思考 (岩波新書)政治的思考 (岩波新書)感想
ゼミで使用。
面白くはなかったなあ。
言っていることが普通のように見えるけど、そういった普通をしっかり言語化したり、普通という言葉の暴力性にしっかり逆らおうとしている印象。
ただ、何を言いたいのか分かりにくい本だとも言える。Amazonの評価が低いのは恐らくそのせい。構成もイマイチ。
ただ読みやすいし、政治という漠然とした存在を八個に分割して認知するにはいい本なのかもしれないです。
面白くないと思った本を読み始めると読書自体が億劫になってしまう。これはどうにかせねばならぬ。
読了日:05月16日 著者:杉田 敦
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福感想
何万年にも及ぶ人類の歴史と今後を500頁程で記した名著。上巻とは異なり、下巻では人類の今後について言及がなされている。
人間が遺伝子操作などによって自然を能動的に改変し、神に近づく。神になった人間にとって現在の経済政治心理などの学問は全く意味を成さず、「私たちは何を望みたいのか」が人類の最大の問題となる。政治学の視点からいえば、アリストテレスが想定した全ての統治手段が失敗ないし限界とされている現在、今後の統治は想像のつかない「神」の視点によるのか、そもそも統治という概念が無くなるのか想像を掻き立てられる。
読了日:05月02日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)感想
ざっと読了。
政治学に関して体系的な学習をしたことがないので読んでみようと思ったのが動機だったが、流石に物足りなかった。知っていることばかりだった。
一番最初に政治学を学ぶならこれ、とは言える。
読了日:05月02日 著者:北山 俊哉,真渕 勝,久米 郁男

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