読書歴①
図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくる
- 作者: 荒巻豊志
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/08/01
- メディア: 単行本
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こんな感じで読んでいきました。
実は、『イスラームから世界を見る』のあとに、ジョセフ·ナイの『国際紛争』にトライしたのですがさっぱり頭に入ってこない、という状況…。
その原因を歴史に関する知識不足かなあと思い、地政学をやってみようということになりました。
最初に読んだのは『地政学のきほん』です。
図がたくさんで今さら人には聞けないような基本的な内容が書いてあります。が、私でも知っていることが多くてちょっぴり退屈だった。ただ、後半にいくにつれて知らないことも出てきました。とくに、中東関連、地図と共に読み進めていくのは有効でした。
次に、『地政学入門』をよ見ました。村山秀太郎先生という、大学受験塾講師で受験サプリの世界史講師。名前は知っていました。僕は村山先生の世界史の文章は大好きになりました。笑 先生は何かと渋いかっこよさを漂わせる方で。なんとなく、縦書きの方が似合っていてこちらとしても読みやすかったです。『地政学のきほん』よりは難易度は高いですが、読みやすいです。
ただし、『イスラームから世界を見る』のあとに読むと、シリアのイスラーム事情に対して安易な分析をしていると捉えることのできる箇所もあります。
その後、もっと効率的に読書、また読書による情報収集ができないものかと考え、方法論を学ぶために『読書力』を読みました。齊藤先生の文章、読みやすい。メディア出演を多くされているので人物イメージは持っていましたがかなり刺激的な表現もされる面白い方です。実は金欠なのでこの三冊は図書館から借りてきている本なのですが、先生いわく、買えと。必要投資だと。そうなんだけどおおおお、ってなりながら読んでいました。財政再建頑張ります。
そして一番最後に、日本国際政治学の必読書、古典的名著『国際政治』です。読む前から、古典ながらいまもなお役に立つ的な、評価を多々目にしてきました。うそやろー、とか思いながら読みましたが本当でした。笑 解決策を与えるというより、国際問題にはどのような問題があって、どのようにその問題は発生されたかを新書の形でコンパクトにまとめています。
元外務省官僚で作家の佐藤優先生いわく、学生は月10冊、最低でも7冊読めとのこと。小説などの娯楽を除いた上で。小説の取り扱いについては議論のあるところだとは思いますが、とにもかくにも月7冊は目指していきたいと思っています。
11月10日現在、五冊読了です。
いままでの読書不足を補うように狂ったように読んでいます。笑 読書にここまで、というのはなくていくらよんでも新しい発見があって…。楽しい。同じ本をまた読むというのも大事にしていきたいと思います。