『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した』
最近なにも夜に予定がなければ九時半から十時には寝る生活なので、今日は朝四時くらいに自然に目が覚めました。
せっかくなので本棚からなんとなくこの本を手に取り読みました。
期間:二時間半くらい(だらだらコーヒー飲みながら、携帯を触りながら読んでいたので)
確か、ブックオフで100円くらいになっていたので買いました。
地雷撤去から子ども兵の問題などを対象としたNGO組織テラ・ルネッサンス(テラはラテン語で地球、ルネッサンスは英語で復興、再生)を学生時代から立ち上げた著者の半伝記、半自己啓発のような印象。
印象に残った言葉は、
「本当にやりたいことに明確な目的はない」
という言葉でした。
多くの支援者を巻き込み組織をう誤解している著者自身が、「いまだに、この活動をなんのためにやっているのか、自分自身でもよくわかっていない。カンボジアの地雷原を音連れたことなどの物理的なきっかけは話すことができるのだが、活動を始め、そして続けている動機がよくわからない。」
著者はわかりやすいたとえとして、
「たとえば、本気で好きになった人がいるとする。その人をなぜ好きになったのか。事柄的なきっかけはあったとはいえ(中略)、そんな部分的な理由で『本気で好き』という自らの感情を規定できるのだろうか」
と述べています。
たしかに人を好きになるときにあれがいい「から」といって明確な目的をもっていた覚えはない。
たしかに小学校の休憩時間にドッチボールをやりたい気持ちに明確な目的はなかったような気がする。
今までは、やりたいことを探すって言っても、なにか自分を行動に駆り立てる義務感みたいなものを生むものを探していたけど、なんとなく回りくどいことをしていたな、と。義務感を生むような大量の情報に囲まれて情報一つ一つに感じる重要性みたいなものを感じることができなくなっていました。
この本には、僕たちにとって当たり前のことが当たり前ではない人々の様子もたくさん書かれていて、なにか心の中でくすぶるものが生まれたような気がしました。